北海道中国会

北海道と中国との文化交流、経済交流促進に努め、
北海道にいる華僑華人発展の支援及び北海道地域経済振興に寄与する
 
李鉄君中国水墨画実演と体験指導
チャイナフェスティバル札幌2023二日目のステージライブ、北海道中国会から提供した中国文化実演がありました。昨年は書道と水墨画ですけど、今年は「李鉄君中国水墨画実演と体験指導」を李先生一人の実演になりました。

チャイナフェスティバルと言ったら、美味しい中華料理と奥深い中国文化です。中国文化と言ったら、「琴・棋・書・画」(琴・囲碁・書・画)です。好きだけど難しいと言ったら中国の水墨画です。中国哈爾濱市出身、中国哈爾濱師範大学美術教育系卒業、中国国家画院中国水墨画系卒業、中国黒龍江省美術家協会会員の李鉄君先生は、1993年来日し、北海道教育大学大学院教育学研究科修士課程修了(日本画研究室)し、作品に日本画の顔料応用、中国水墨画の構図を生かし、色彩のバランスで、作品が人気になる。現在は北海道国際水墨画協会会長、全日本中国水墨芸術家連盟理事、日本国際水墨芸術大展審査員、全日中水墨芸術大展審査員、道新文化センター水墨画専任講師(札幌市、恵庭市、千歳市)に在任し、日本華人美術家協会理事です。定期的に、北海道内札幌市を中心に個展、二人展、グループ展を展覧会開催し、札幌三越百貨店美術画廊、札幌東急百貨店美術画廊個展、日本全国展覧会へ出品し、文部大臣賞など、数々の賞を受賞しました。北海道栗山町永禅寺の天井画(てんじょうが)「龍神」、襖画(ふすまえ)「松竹梅」も各界の好評を受けました。

今回はあいにく小雨の室外環境で、李先生は蓮、黄山と松、春竹を三作品を画きました。わずかな時間と準備の中、素晴らしい作品ができました。体験者は65歳の佐藤さんと74歳の三浦さんが挙手し、ステージに上がりました。一人は竹、一人は梅を希望して、体験しました。全く経験がない二人は、先生の作品を作る時に、近く見て、実感した後、先生が手から手で、丁寧に指導しながら、あっという間に竹と梅ができました。小雨で紙が少し濡れながら、作品を画いて、雨模様が何となく作品に表せました。二人はとても喜んで、自分の初水墨画を持ち帰りました。

濃淡と太い細い、同じ筆でも力とスピードで、竹と竹の葉が違う表現ができます。マジックのような水墨画の実演、毎回見ても、その不思議さに感動します。今回もたくさんの応援者と拍手を受けて、無事に中国水墨画実演と体験指導を終わりました。
2023-10-24