83百万荘見聞録2014年4月20日 引越し事情
4月12日(土)、慌しく引っ越しました。引っ越し大作戦でいろいろありましたが,何と言っても、驚いたのは、引越し作業員に盗まれたカメラ(ソニーα5)が30時間後に宅急便で送り返された来たことでした。
カメラは布製のカメラバッグに入れ、そのバッグごと布製のボストンバッグの中に、大量の常備薬と一緒に入れてありました。鍵は付いていません。盗難に気が付いたのは引越しが終って6時間後くらいの時でした。ボストンバッグのファスナーを開け、カメラバッグを取り出すと軽いので、おかしいなと思って開けるとありません。老人性勘違いでないことは、前夜、詰め込んだばかりでしたし、引越し荷物に入れない方がいいかな、と一瞬盗難の心配が頭をかすめたからでした。結局、引越しのドサクサに紛れて、ボストンバッグも引越し業者がトラックに積み込みました。引越し業者は住宅紹介業者の紹介でした。作業員は3人いましたが、その中に盗んだ人間がいるのは確実です。
私は北海道新聞特派員として北京に滞在していた当時もカメラを盗まれたことがあります。警察に届けましたし、警察も外国人が被害者の盗難事件なので特に真剣に捜してくれましたが見つかりませんでした。今回は犯人が限られていますし、連絡先も分かりましたが、「盗んだろう」「いえ、盗んでません」で終ると思いました。また警察に通報してもらちが明かないと思い、誰にも言わずあきらめる積りでした。それでも、翌朝、引越しを手伝ってくれた中国人の友人には、「事件」を知らせました。
それから2時間後の午前10時過ぎに、その友人から「引越し業者がカメラを見つけたたので、宅配便で送った、と言っています」という電話がありました。キツネにつままれたとはこのことです。カメラを買わなくて済んだわけですから大喜びでしたが、中国の摩訶不思議を感じました。その日夜、厳重に梱包した宅配便で盗難カメラが送られてきました。メッセージは入っていませんでした。友人によると、引越し業者三人の中のリーダーと連絡が取れ、彼は「申し訳ない。新しく来た人間を使ったので」とか何とか言っていたそうです。因みにこの友人は潔白です。他に2人引越しを手伝ってくれた友人知人がいますが、全員シロです。
という訳で、引っ越したのは今回北京に来て、最初の1年半ほど住んだアパート世同じで、1950年代に建築された幹部用アパート群の中の一棟です。ここは干支が地番になっていて、北京市西城区百万荘丑(ウシ)区です。依然住んでいたのは「百万荘巳(ヘビ)区」でした。赤レンガ建てで窓枠は木製。いかにも古めかしい建物です。内部は改装されていてまずまずの住み心地です。住んでいるのは高齢者ばかりで、自転車に乗る人も少ないらしく、自転車通勤の私はもっとも若い住民かもしれません。静かです。今も、パソコンから目を上げると、窓越しに、向かいのアパートの赤レンガの壁に新緑が映えています。
今回北京に来てから3軒目です。1軒目は70平方㍍、2LKで4200元、2軒目は65平方㍍、2DKで4800元。今のは65平方㍍、2Kで5500元です。1元は15円から16円に上がっていますが、住宅費を見るだけでも北京‐中国全土の物価高騰を実感で出来ます。私は気楽な旅人ですが、結婚、子育て世代は給料は据え置き、物価‐取り分け住宅賃貸料の値上がりに不満を募らせています。
作者:島影均。元北海道新闻社常务取缔役、現在《人民中国》雑誌社日本語専門家、北京在住。
カメラは布製のカメラバッグに入れ、そのバッグごと布製のボストンバッグの中に、大量の常備薬と一緒に入れてありました。鍵は付いていません。盗難に気が付いたのは引越しが終って6時間後くらいの時でした。ボストンバッグのファスナーを開け、カメラバッグを取り出すと軽いので、おかしいなと思って開けるとありません。老人性勘違いでないことは、前夜、詰め込んだばかりでしたし、引越し荷物に入れない方がいいかな、と一瞬盗難の心配が頭をかすめたからでした。結局、引越しのドサクサに紛れて、ボストンバッグも引越し業者がトラックに積み込みました。引越し業者は住宅紹介業者の紹介でした。作業員は3人いましたが、その中に盗んだ人間がいるのは確実です。
私は北海道新聞特派員として北京に滞在していた当時もカメラを盗まれたことがあります。警察に届けましたし、警察も外国人が被害者の盗難事件なので特に真剣に捜してくれましたが見つかりませんでした。今回は犯人が限られていますし、連絡先も分かりましたが、「盗んだろう」「いえ、盗んでません」で終ると思いました。また警察に通報してもらちが明かないと思い、誰にも言わずあきらめる積りでした。それでも、翌朝、引越しを手伝ってくれた中国人の友人には、「事件」を知らせました。
それから2時間後の午前10時過ぎに、その友人から「引越し業者がカメラを見つけたたので、宅配便で送った、と言っています」という電話がありました。キツネにつままれたとはこのことです。カメラを買わなくて済んだわけですから大喜びでしたが、中国の摩訶不思議を感じました。その日夜、厳重に梱包した宅配便で盗難カメラが送られてきました。メッセージは入っていませんでした。友人によると、引越し業者三人の中のリーダーと連絡が取れ、彼は「申し訳ない。新しく来た人間を使ったので」とか何とか言っていたそうです。因みにこの友人は潔白です。他に2人引越しを手伝ってくれた友人知人がいますが、全員シロです。
という訳で、引っ越したのは今回北京に来て、最初の1年半ほど住んだアパート世同じで、1950年代に建築された幹部用アパート群の中の一棟です。ここは干支が地番になっていて、北京市西城区百万荘丑(ウシ)区です。依然住んでいたのは「百万荘巳(ヘビ)区」でした。赤レンガ建てで窓枠は木製。いかにも古めかしい建物です。内部は改装されていてまずまずの住み心地です。住んでいるのは高齢者ばかりで、自転車に乗る人も少ないらしく、自転車通勤の私はもっとも若い住民かもしれません。静かです。今も、パソコンから目を上げると、窓越しに、向かいのアパートの赤レンガの壁に新緑が映えています。
今回北京に来てから3軒目です。1軒目は70平方㍍、2LKで4200元、2軒目は65平方㍍、2DKで4800元。今のは65平方㍍、2Kで5500元です。1元は15円から16円に上がっていますが、住宅費を見るだけでも北京‐中国全土の物価高騰を実感で出来ます。私は気楽な旅人ですが、結婚、子育て世代は給料は据え置き、物価‐取り分け住宅賃貸料の値上がりに不満を募らせています。
作者:島影均。元北海道新闻社常务取缔役、現在《人民中国》雑誌社日本語専門家、北京在住。

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