北海道中国会

北海道と中国との文化交流、経済交流促進に努め、
北海道にいる華僑華人発展の支援及び北海道地域経済振興に寄与する
 
第61回 中国人殉難者全道慰霊祭
毎年6月の最終日曜日に開催されている中国人殉難者全道慰霊祭が、今年は6月28日、北海道後志管内仁木町の仁木町民センターにおいて、第61回慰霊祭として執り行われました。

午後1時30分、昨年に引き続き、男女8名による「おたる潮太鼓」の力強い演奏で幕を開けました。今年は交流会を行わず、そのまま慰霊祭が開式されました。約20分間にわたる太鼓演奏の後、真宗大谷派北海道教区北第三組(教照寺・正念寺・浄秀寺・法泉寺・宝海寺)の5名の僧侶による読経が厳かに行われ、約60名の参列者が焼香し、静かに殉難者への祈りを捧げました。

続いて、仁木町長・佐藤聖一郎氏の代理として林幸治副町長が慰霊の言葉を述べられ、中国人民共和国駐札幌総領事館の王根華総領事が追悼の辞を述べました。

来賓挨拶では、小樽商科大学学長・穴沢眞氏の代理として、慰霊祭世話人であり、仁木町の森内科胃腸科医院理事長である森常明氏が登壇されました。また、仁木町議会議長・横関一雄氏、北海道華僑華人代表・呉敦氏からもご挨拶がありました。

今年は北海道中国会をはじめ、北海道内の華僑華人団体代表、北海道大学・札幌大学・北洋大学(苫小牧)の留学生、さらに中国人民共和国駐札幌総領事館から多くの領事とそのご家族が参加し、国籍や世代を超えて平和への思いを共有しました。

慰霊祭終盤には、北海道中国会の参加者11名が登壇しました。運営委員長・陶恵栄氏は、都合により出席できなかった北海道中国会代表・田義之氏から託された寄付金10万円を、日本中国友好協会の小川勝美理事長へ贈呈し、長年にわたり慰霊祭と平和活動を支えてこられたことへの感謝の意を表しました。

閉会挨拶では、日本中国友好協会の小川勝美理事長が参加団体を紹介するとともに、留学生代表数名が感想を述べる機会も設けられました。また、来年開催予定の第62回慰霊祭への参加が呼びかけられました。

さらに、日本中国友好協会起動連合会会長の鴫谷節夫氏は、第1回慰霊祭から参加されている立場から、この慰霊祭の歴史と「中国人殉難者」という言葉の意味について説明されました。「殉難者」とは単なる「犠牲者」ではなく、日本のために命を落とした方々への敬意を込めた呼称であり、その歴史を日本人が正しく後世へ伝え続けることが重要であると強調されました。そして、この慰霊祭は平和への誓いを新たにし、日中両国が再び戦争を繰り返さないことを確認する大切な場であり、日本人にとっても果たすべき責任であると語られました。

北海道中国会からは、副代表・于洪志氏、郭鳳英氏ご夫妻、会員の王莉莉氏、乌甲晛氏、運営委員長・陶恵栄氏とご両親の陶信夫氏(92歳)、陶永芳氏(89歳)、北海道学友会会長・札幌大学学友会会長の恭之傑氏、北洋大学学友会会長・北日本中国学生学者連合会副会長の尤子碩氏、劉钇含、留学生会員王康氏ら計11名が参加しました。

慰霊祭終了後には、王根華総領事をはじめ、各華僑華人団体の代表者らとともに記念撮影を行い、第61回中国人殉難者全道慰霊祭は厳粛な雰囲気の中で閉幕しました。
2026-07-02