講演会:札幌の地に生かされて―中国医学から市民健康への貢献
【ちえりあ学習ボランティア企画講座】「外国人とのご近所づきあい~私たちにとって共生社会とは~」の第4回講座に登壇しました。2月12日、北海道中国会運営委員長陶恵栄医学博士の担当は「札幌の地に生かされて―中国医学から市民健康への貢献」。本シリーズの締めくくりとして、外国人が地域社会にどのような形で貢献してきたか、そして私自身が中国医学を通じて歩んできた道についてお話ししました。講演内容を紹介します。
来日して33年、日本と中国の社会環境は大きく変化しました。1992年当時、日本のGDPは中国の約10倍近くありましたが、現在では日本は中国の約4分の1となっています。両国を行き来する中で、その変化の大きさを肌で感じる一方、円の価値が下がっていく現状には一抹の寂しさも覚えます。
しかし私にとって最も大切なのは、経済の変化ではなく、「人の健康と社会の調和」です。中医学は単なる治療技術ではなく、自然と人間、身体と心、個人と社会が一体となって調和するという哲学に根ざしています。陰陽のバランス、気血の巡り、天人合一という思想は、病気を治すためだけでなく、人がいかに生きるかを教えてくれる智慧でもあります。
講演では、33年間の医療活動を通じて行ってきた全国各地での健康講演や学会発表を紹介するとともに、「未病を治す」という中医学の核心的な考え方をお伝えしました。病気になってから対処するのではなく、日常生活の中で身体と心のバランスを整え、自然のリズムに沿って生きることが真の健康につながります。
また、中国医学の哲学が示す「和」の精神は、多文化共生にも通じるものがあります。異なる文化や価値観を排除するのではなく、互いの違いを認めながら調和を図ることこそ、地域社会の健やかな発展につながると感じています。
最後には、ご自身やご家族のために役立つ、心筋梗塞・脳梗塞・失神・鼻血など緊急時に使えるツボを紹介しました。理論と実践が結びつくことで、中医学の知恵が日常生活の中で生きることを実感していただけたのではないかと思います。二時間の講演はあっという間に過ぎ、参加者の皆さまから温かい反響をいただきました。
10年前に登壇した際は健康班からのご依頼でしたが、今回は社会班からのお声がけでした。次回どのようなテーマになるかは分かりませんが、札幌の地に生かされている一人として、中国医学の智慧を通じ、市民の健康と社会の調和にこれからも貢献していきたいと思います。
来日して33年、日本と中国の社会環境は大きく変化しました。1992年当時、日本のGDPは中国の約10倍近くありましたが、現在では日本は中国の約4分の1となっています。両国を行き来する中で、その変化の大きさを肌で感じる一方、円の価値が下がっていく現状には一抹の寂しさも覚えます。
しかし私にとって最も大切なのは、経済の変化ではなく、「人の健康と社会の調和」です。中医学は単なる治療技術ではなく、自然と人間、身体と心、個人と社会が一体となって調和するという哲学に根ざしています。陰陽のバランス、気血の巡り、天人合一という思想は、病気を治すためだけでなく、人がいかに生きるかを教えてくれる智慧でもあります。
講演では、33年間の医療活動を通じて行ってきた全国各地での健康講演や学会発表を紹介するとともに、「未病を治す」という中医学の核心的な考え方をお伝えしました。病気になってから対処するのではなく、日常生活の中で身体と心のバランスを整え、自然のリズムに沿って生きることが真の健康につながります。
また、中国医学の哲学が示す「和」の精神は、多文化共生にも通じるものがあります。異なる文化や価値観を排除するのではなく、互いの違いを認めながら調和を図ることこそ、地域社会の健やかな発展につながると感じています。
最後には、ご自身やご家族のために役立つ、心筋梗塞・脳梗塞・失神・鼻血など緊急時に使えるツボを紹介しました。理論と実践が結びつくことで、中医学の知恵が日常生活の中で生きることを実感していただけたのではないかと思います。二時間の講演はあっという間に過ぎ、参加者の皆さまから温かい反響をいただきました。
10年前に登壇した際は健康班からのご依頼でしたが、今回は社会班からのお声がけでした。次回どのようなテーマになるかは分かりませんが、札幌の地に生かされている一人として、中国医学の智慧を通じ、市民の健康と社会の調和にこれからも貢献していきたいと思います。
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